創作経験者に漏れなくぶっ刺さる映画「映画大好きポンポさん」

「映画大好きポンポさん」という超絶オススメしたい映画を見たので紹介するよ!

目次

「映画大好きポンポさん」とは

まずは、予告動画があるので以下をご覧ください。

「映画大好きポンポさん」のストーリー
敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。 ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。大ヒットを確信するが……なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった! ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。
引用:劇場アニメ『映画大好きポンポさん』公式サイト

実はこの映画は、Pixiv投稿された漫画が原作です。

なので、ストーリーだけ知りたいならPIXIVコミックで無料で見られます。

しかし、それでも圧倒的に劇場版を見ることをオススメします!

アマゾンプライムでも550円でレンタルする必要がありますが、その価値は十分にあると思います。

(Pixiv版は20分程度で見られるので、劇場版を見た後に原作との違いを楽しむと良いと思います。)

3つのオススメ理由

この映画は、映画が好きで映画を撮ることに憧れる主人公が、敏腕プロデューサーであるポンポさんに振り回されながら映画制作に関わっていくというストーリーなのですが……

予告映像を見ると、ただのドタバタゆるふわアニメ映画に見えるかもしれないが、そんな生易しいものではないのです。

そこで、なるべくネタバレにならない範囲でこの映画をオススメする理由を3つご紹介します。

その1:創作経験者にぶっ刺さる!

とにかくこの映画、創作したことがある人に刺さりまくります。

主人公が映像制作中にイメージが膨らみ手が止まらずウキウキしているシーンや、映像制作していく中で何が正しいのか分からなくなり苦悩するシーンなど、創作したことがある人にとって「それめっちゃわかる!」となることが劇中にいくつかあり共感しまくります。

そして、共感を持つほど主人公に感情移入して物語にのめり込んでいくのです……

もう、あなたはこの映画の術中なのです。

その2:映像演出がすごい

もし、あなたが動画編集の経験がある方でしたらこの映画をより楽しめるかもしれません。

動画編集では場面転換させるときに、フェードさせたりワイプで切替したりするのですが、この映画ではかなり沢山のバリエーションのシーンチェンジが随所で見られ、面白いものだと車のワイパーでワイプさせたり、本のページをめくるのに合わせてシーンチェンジしたりして、違和感なく構成されていて見ていて飽きません。

そして場面転換だけでなく、人物の細かい重心を意識したアニメーションや、時間経過の表現方法、重要なシーンの意識を取り込まれるような演出など、ミクロにみてもマクロにみても楽しめちゃいます。

1回だけだと確実に見逃すので、複数回の視聴をお勧めします。

その3:劇中劇の表現がヤバい!

説明しすぎるとネタバレになってしまうので、ふわっとだけ書きます。

「映画を制作する」という映画なので劇中劇の要素が入っているのですが「映画を見ている私」「映画の登場人物たち」「映画内で作られる映画の登場人物たち」という入れ子構造が相互にリンクすることがあり、その繋がりを発見するたびに伏線回収されたような爽快感があります。

詳細が気になる?気になるでしょ?

はい、映画を見てください!

さいごに

「幸福は創造の敵」

私がこの映画で一番好きなセリフで、映画のポスターにも描かれているキャッチコピー(?)です。

冷静に見ると結構ヤバいことを言っていますよね。

けど、結構創作の本質なような気もしていて、創作する人の業というか宿命みたいなものを感じます。

とはいえ、ヱヴァンゲリヲンのようなダークさや物語の難解さがあるわけではないので、特に何も考えずに面白い映画として楽しむのもいいと思います!

550円というレンタル料を払う価値はあると思うので是非見てみてください!

Prime Video(映画大好きポンポさん)

「見た人同士で語りてぇ!」ってなるタイプの映画なのでよかったら感想教えてね。

欲を言えば劇場で見たかった……

以上!

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